大谷直子（おおたになおこ）のプロフィール

1950年4月3日生まれ、東京都足立区出身。68年、商業高校在学中に岡本喜八監督作品『肉弾』のオーディションに合格し、主役として女優デビュー。その翌年にはNHKの連続テレビ小説『信子とおばあちゃん』でヒロインに抜擢され、国民的女優の地位を築きます。80年には映画『ツィゴイネルワイゼン』で一人二役を演じ、キネマ旬報主演女優賞、日本アカデミー賞優秀主演女優賞を獲得。作品のためならヌードや濡れ場も辞さない女優魂で数々の映画に主演し、60代をむかえてもなお『利休にたずねよ』、『希望の国』などの新作にたてつづけに出演。2010年以降はがんに冒され、一時は余命3カ月と診断されながらも根気強い治療で病を克服し、現在も女優として映画界をささえています。

和洋折衷のエロさ！マリア様のようなおっぱいに抱かれたい！

大谷直子さんのデビューが映画でのフルヌードだということを知っている人は、もう少ないかもしれません。デビュー作となった『肉弾』は男女の青春をコミカルに描きながらも反戦のメッセージが随所にちりばめられており、当時の若者は一度は見るべきだと言われていました。大谷直子さんの濡れ場は今あらためて見てもクオリティが高く、初々しさの中にどこか凄みを感じさせる演技は新人ばなれしたものがありました。

女優一筋！ヌードも芸術に仕上げるプロフェッショナル

大谷直子さんは女優としてプロフェッショナルですから、ヌードや濡れ場もただエロいだけではありません。一流の女優さんは濡れ場の最中にもカメラワークを細かく計算し、自分のカラダがいちばんきれいに映る角度をつねに計算しているのだそうです。表には見えないそうした緻密な努力があるからこそ、大谷直子さんの濡れ場はエロさ以上に凄まじさを感じさせ、それだけでひとつの作品として完結した世界観に仕上がっているのです。

余命宣告を乗り越えて……新作に挑みつづける大谷直子さん

末期がんと診断され、3カ月という余命宣告を受けた大谷直子さん。しかし大谷直子さんは決して諦めることなく地道に闘病をつづけ、『利休にたずねよ』、『希望の国』という新作映画に出演を果たすまでになりました。余命宣告を乗り越えられた背景には女優としての意地があったのでしょうし、「このままで終わるわけにいかない」という使命感のようなものが支えになっていたのかもしれません。

あの話題作にも出演！まだまだ元気な大谷直子さん

余命宣告を見事に乗り越え、現在も女優として第一線で活躍している大谷直子さん。出演作は幅広く、何とあの人気ドラマ『ドクターX』にも主要キャラクターとして出演しているなど、まだまだ若手に負けない活躍を見せてくれています。デビュー作から50年。時代を超えてこうして第一線級の女優でいられる幸せを誰よりも噛みしめているのは、大谷直子さん御本人なのかもしれません。